なぜ北海道で司会を?実は理由があるんです…

タクちゃん

2005年10月15日 18:30

今回襲名披露した四代目家元・若柳旭甫先生が、福之助の時代、御夫婦揃って沖縄が大好きで、旅行でおいでになったとき、2000年サミットの各国首脳会談が行われたブセナの万国津梁館(ばんこくしんりょうかん)をご覧になり、強いインスピレーションを受けます。「私はここで踊りたい!」。しかし、そう簡単に民間にお貸しできない会場、それが万国津梁館。そこで、北は北海道の日本舞踊、そして南は沖縄の琉球舞踊の文化交流会という形でお願いしたところ、使用許可が下り、公演は大成功でした。その時、日本舞踊はともかく琉球舞踊を解説してくれる司会者が沖縄にいないかという話になり、それなら、沖縄に北海道出身のアナウンサーがいるよと、私、柳 卓の名前が挙がり、お手伝いをしました。その時も、司会者として舞台袖に立ち、お客様に見える形で舞台進行をしました。それが、好印象として残っていたらしく、今回のご指名になりました。御縁を大切に良い体験をさせていただきました。プロデューサーの松岡さんの伝統を重んじながらも、果敢に新しいやり方に挑戦する姿にも感動いたしました。上の写真は、「長唄 風流陣」で“嵐の鬼”を演じた四代目家元・若柳旭甫先生。下は、華やかな衣装をまとった出演者の皆さん。

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