“いっこく堂”が中学生の頃…
沖縄出身の“
いっこく堂”がブレイクする前のこと。当時私は、テレビのバラエティー番組『ゆん卓サンデー』を担当していて、録画当日、出演者控え室に、ちょっと変わった腹話術をやる青年がやってきました。本名は玉城一石(たまき・いっこく)。それで芸名が“いっこく堂”。なんだか漢方薬局みたいな名前だと思ったものです。しかし、私達番組関係者を前に彼が見せてくれた芸は、あまりにも見事で、今までに見たこともない腹話術で、今では皆さんがよく知っている芸の数々ですが、初めて見た時は実に驚きました。もちろん早速テレビに出てもらいました。ただ気になったのは、時々、“いっこく堂”の私を見る目がハート型になることでした。すると彼はこんなことを言い出しました。「僕が中学生の頃、柳さんの深夜番組を毎日のようにラジオで聴いていました。僕にとっては柳さんスターです!」 最初はリップサービスかなと思いましたが、私が当時担当していたいくつかのラジオ番組のタイトルがスラスラと出てきましたので、信じることができました。そして、それからまもなく“いっこく堂”は大ブレイクします。今や世界的なパフォーマーとして、自分のオリジナルスタイルを確立した“いっこく堂”。どんなに有名人になっても、おごらず、威張らず、気さくな“いっこく堂”。人形達も気軽に見せてくれた“いっこく堂”。これからも大活躍してほしい!…そして私の自慢…“いっこく堂”の携帯番号知ってるんだも~ん!そうだ、“いっこく堂”は、かつて左朴全さんが歌ってヒットした『老人と子どものポルカ』をガイコツくんのボーカルと子供たちの声で、CDを出しました。レコード店で探してみてね。
関連記事